売却予定のバイクのエンジンがかからない!査定前に確認したい愛車の状態

バイク査定時の減額対象

当記事は愛車の売却前に

「保管中に何らかの原因でエンジンがかからなくなってしまった」
「査定時にエンジンがかからない場合、査定額がどうなるのか知りたい」

という方に向けて書いています。

しばらく乗っていなかった愛車を売却する場合、意外と多いパターンといえば、何らかの理由でエンジンがかからない…というシチュエーション。

この場合、査定士やメカニックからすれば、エンジンが始動しなければ確認できない不具合やトラブルを確認できません。

当然ですが、査定士やメカニックとしては最悪のケースを想定して査定額を算出することになります。

結果として、どんなに外装関係や足回りの状態が良好でもかなり厳しい査定額になるので覚悟してください。多少の手間や費用をかけてでもエンジンがかかる状態に戻した方が確実に実入りは多くなります。

また、エンジン以外の部分でも査定額を左右する部分は大抵は決まっています。必ず査定前に以下のポイントをご確認ください。

バイクのエンジンがかからない…確認したい3つの項目

「いざ査定の場で愛車のエンジンがかからない!!」

そうなったら最悪です。

今回は売却予定のバイクにありがちなシチュエーション、何らかの理由でエンジンがかからない場合の対処法や査定額なんかについて突っ込んで書いてみたいと思います。

まず売却予定の愛車のエンジンがかからない場合、慌ててバイク店に持ち込んでしまう方もいますが、少し冷静に対処してください。

数多くの原因が考えられますが、大抵の場合は実に単純な原因だったりします。状況によってはセルフメンテナンスで簡単に解消できる場合も多いものです。

もしエンジンがかからなかった場合、まずは以下の項目を確認して、愛車のどの部分にトラブルが発生しているのか分析してください。

  1. メータ類が点灯しない
  2. メーター類は点灯しているが、セルが回らない
  3. セルは回るがエンジンがかからない

メーター類が点灯しない

メーター

最初に確認すべき部分といえばメーター類の点灯になります。

差し込んだキーを回してメーター類は点灯していますか?

この時、メーターのランプ類が点灯しなければ電気回路に電気が流れていないことになります。つまりバッテリーをはじめとした電装系のトラブルになってきます。

もし前回に乗った際、エンジンのかかりが悪かった、セルの回り具合が弱っていた場合、真っ先に疑うべきはバッテリー上がりですね。

言うまでもありませんが、バイクは日常的にコマメに乗ることで充電されます。保管状態が長い場合、どんなに新しいバッテリーでも自然放電にほって弱ってきます。

完全に放電しきった場合、残念ながら新しいバッテリーを用意する必要がありますが、弱っている状態であれば、専用の充電器で充電するという選択肢もあります。

ただし新品に比べ充電したバッテリーは寿命が短く、またバッテリー上がりになりやすいので注意が必要になります。

その他、ありがちなパターンとしては、メインのヒューズが切れている場合、バッテリーのターミナルが外れかかっている場合も同様にメーター類は点灯しません。

バッテリーの状態が正常の場合、ヒューズボックス内の各ヒューズを確認してみて下さい。通常は予備のヒューズも付属しています。とりあえず応急処置として交換してください。

またバッテリーのターミナルのビスやボルトが緩んで外れかかっている場合も正常に電気が供給されません。完全に外れてしまえばメーター類は点灯しないはずです。各ターミナル根元がぐらついていないか確認してみましょう。

仮に上記の部分がすべて正常な場合、残念ながら状況は深刻かもしれません。レギュレータ、オルタネータ等、電装系の部品に不具合が生じているケースもあるので、メンテナンス技術に自信のない方はショップに持ち込んで原因を探ってもらってください。

電装系のトラブルの場合、それなりの工賃はかかりますが、部品代そのものは安価なケースも多いです。査定前に改善しておきましょう。

メーター類は点灯しているが、セルが回らない

では次に、メーター類は点灯しているが、セルが回らないという状態です。

十分に電力は供給されているのにセルが回らない場合、ある程度の原因は特定できます。

中でも意外と多いパターンといえるのが、キルスイッチが停止状態になっているパターン。

普段から触れることの少ないキルスイッチですが、洗車時に触れてしまって停止状態になっていたり、中には駐車した際に悪戯でキルスイッチをオフにされるケースもあります。

意外と見落としがちなパターンなので、真っ先に確認してください。同様にシフトペダルの位置がニュートラルでない場合もセルが回らない車種もあります。

とくに長いこと低年式のバイクに乗っていた方が高年式の車両に乗り換えた場合、その事実に気づかないケースもあります。

どちらにせよセルが回らない場合はニュートラルに入れてみましょう。

そしてセルがまったく回らない場合、メインヒューズでなく、セルモーターのヒューズが切れている場合もあります。

前述したようにヒューズボックス内のセルのヒューズを確認し、切れているようなら予備のヒューズと交換しましょう。

最後にセルが多少は回りかけているが、始動するには弱いという場合、大半はバッテリーの電力不足です。専用の充電器で充電か新品のバッテリーに交換してください。

セルは回るがエンジンがかからない

燃料コック

一方、セルは回るがエンジンがかからない…という状況の場合、最初に疑うべき部分は燃料系の見落としや点火系のトラブルになります。

もっとも初歩的なミスとして、燃料タンクに十分なガソリンが残っていない、またはフューエルコックがオフになっているパターン。

この燃料コックも自分で触った記憶が無くとも、駐車中に悪戯でオフにされるケースもあります。

また稀に燃料ホースが寿命をこえて硬化し、内部が詰まって十分に燃料が供給できていないケースもあります。

またフューエルメーターを装備したバイクの場合、まれにフューエルメーターの誤作動というケースもあるので実際にタンク内を覗き込んでガソリンの残量を確認してください。

また点火系のトラブルで代表的な部分といえばプラグやプラグキャップ、プラグコードの不具合になります。

キャブレター方式の車両の場合、転倒や立ちごけ程度でも一時的にプラグがカブってしまうケースもあります。

またFI車の場合、CPUの不具合によって混合器の濃度が異常となってプラグの電極を完全に濡らしてしまう場合もあります。この場合、残念ながらプラグを交換したところですぐに同じ状態に戻るのでバイク店でFIコントロールユニットを調整してもらうことになります。

上記のエンジンがかからないシチュエーションも含めて、もっとも不具合が見つかりづらいのが、こちらのセルは回るがエンジンがかからない状態になります。

状況次第では本格的な修理や部品交換が必要になってきます。最悪の場合、エンジンそのものを交換した方が安いのでは…というほど致命的な故障というケースもあります。

とはいえ初歩的なケアレスミスでエンジンがかからないパターンもあるので、ぜひ以下の部分は最初に確認しておきましょう。

売却予定のバイクのエンジンがかからない場合の選択肢

エンジン

ここまでエンジンがかからない場合の対処法をお伝えしてきましたが、すぐにエンジンが始動できた方もいれば、疑わしい部分をすべて確認してみたが、いっこうに解消されない…といった方もいるでしょう。

そんな場合、愛車は買取不可になってしまうのでは…と考える方もいるでしょうが、基本的にエンジンがかからない事だけで買取不可というケースはほとんど無いのでご心配なく。

また故障や不具合が深刻で、修理した場合、それなりの出費になってしまう…というケースもでてくるかと思います。

この場合、修理して査定すべきかそのまま査定を受けて売却してしまうべきか…本当に微妙になってきます。

残念ながら故障した部分や交換部品なんかでケースバイケースですが、大抵の場合はそのまま査定に臨んだ方が実入りは多いかと思います。

なぜならバイク買取店舗や中古販売店はしっかりとした自社工場や提携工場を用意しています。また取引量も多いので様々な車種の中古パーツを保管していたり、入手しやすい状況です。

ユーザーさんの持ち込んだバイク店よりも往々にして安く修理・部品交換できます。仮にその分だけ減額されたところで、お近くのバイクショップの請求金額を超えることは少ないはずです。

ただ必ず査定前にエンジンがかからない状況、できればエンジンがかからない理由や原因を知っておいて下さい。そして査定の申込の際に相談してください。査定時に発覚するのと事前に状況が確認できる場合では、手間も査定額も変わってきます。

どちらにせよ愛車を売却されるなら、洗車をかねて以下の内容を中心に一度各部を総点検しておくことお勧めします。