「FLSTCヘリテイジ・クラシックを高く買取してもらいたい」、「愛車のソフテイルをもっとも評価してくれる買取店舗を知りたい」当ページは、そんなオーナーさんに向けて書いています。
今回は、数あるハーレーの中でも一見リアサスを持たないリジットフレームに見える人気のシリーズ。
ソフテイルファミリーの中からヘリテイジ・クラシックについて査定額や売却時の注意点をお伝えしたいと思います。
ちなみに以下の個別ページでも、ヘリテイジ・クラシック以外のソフテイルファミリーについて詳しく解説しています。よろしければ参考にしてみてください。
参考ページ:FXSTソフテイル・スタンダード売却時の査定額と買取リのポイント、FXSTBナイトトレイン売却時の査定額と買取リのポイント、FXSTCソフテイルカスタム売却時の査定額と買取リのポイント
またすぐに愛車のFNS TC を売却したい方、手っ取り早くソフテイルクラシックを高額査定する店舗を知りたい方は、以下のポイントに注意して売却先選びを開始してみましょう。
ハーレーFLSTC売却時の査定額と買取相場
ソフテイルファミリーの中でもウインドシールドや本皮サドルバッグなど豪華な装備が特徴のヘリテイジソフテイルクラシックの特徴になります。
装備が充実している分、新車車両価格は245万円前後とハーレーの中でも高額車両の一台と言えますね。
そのせいか、乗り出し価格を少しでも抑えるために中古市場で程度の良いFLSTC ヘリテイジ・クラシックを探される方が目立ちます。
ソフテイルファミリーの中でも中古取引相場が安定して高値を推しているので、売却されるオーナーさんにとっては好都合ですね。
FLSTC ヘリテイジ・クラシックの中古相場と参考査定額
参考までに、全国の中古FLS PC の取引相場は平均価格で約150万前後になります。90万円台〜中には200万オーバーといった車体も普通に流通しています。
ハーレー全体の中でも中古流通量の多い車両のため、取引相場も異様に幅広く、売却時の査定額が予想しづらい車両だと思います。
またエボ時代から続くロングセラーです。
エボ時代から含めて、いくつかのツインカムエンジンを搭載していますので年式や型式によって大きく査定額も変わります。
正直なところ、ざっくりとした査定額や買取相場しか予想できませんが、2000年以前のEVOモデルの場合で70〜80万円程度。
それ以降のTC88b 、TC96Bの場合、上記の金額+10〜20万円程度の査定額は確実に見込めるかと思います。
特に2007年以降のインジェクションモデルに関しては、程度や走行距離しだいでは110〜120万以上の査定額が期待できます。
どちらにせよソフテイルファミリーの買取実績の多い売却先をしっかりと選んで査定を受けるのがポイントになってきます。
FLSTC ヘリテイジ・クラシック売却時のチェック項目
まずソフテイルだけの話ではありませんが、エボ時代までのモデルはフレームや足回りを含めて全体的に錆びやすいと思います。
とくにフレームの溶接部やフォークのアウターケース、キャストホイール車両の場合はキャストホイールに錆が目立ちます。査定前に必ず対処しておいてください。
またダイナファミリーやスポーツスターと違い、リジットマウントのソフテイルファミリーはエンジンマウントのブッシュのヘタリを指摘される心配もありません。
また、他のビックツインと違い、ツインカムエンジンにはバランサーとシステムが装備されていますので、ラバーマウントの車両にくらべボルト類の緩みの格段に減りました。
よってボルト類の増し締め等については、スポーツスターやダイナファミリーよりはデリケートになる必要はないでしょう。
またエボ以降のソフテイルに関しては、エンジンの性能が飛躍的に向上しているのでオイル漏れ等を致命的なエンジントラブルについても不要かと思います。
優秀なツインカムエンジンでもシール類やガスケット周辺は点検しておく!
ただ走行距離によっては、経年劣化によって各部のシール類は耐用年数を超えているはずです。
とくにガスケットが劣化して微妙なオイルにじみが生じている車両も目立ちます。査定前にご確認ください。
また、ベルトに関しては、何万キロも切れないケースもあれば数百キロで切れるケースもあります。メンテナンス性も悪く、交換時期もはっきりしないベルトは査定前にしっかり点検しておいてください。
2007年以降のインジェクションモデルの場合、キャブレター時代とは違い多くのセンサやモジュールがあります。
これらの電子制御をまとめている。メインコンピューターであるECM が不具合を起こした場合エンジンはかからなくなってしまいます。
査定前にバッテリーが消耗している場合、充電されてから査定時臨むことをお勧めしますが、その際は必ず綿ヒューズを抜いてECM を保護してください。
FLSTC ヘリテイジ・クラシックを少しでも高く買い取ってもらう
査定時にエンジンから異音が生じている場合、異音の状況次第では大きく減額されるのでお気をつけください。
特にエンジン左側のプライマリーケースから異音がしている場合、プライマリーチェーンの張りすぎか緩みが原因となっています。
プライマリチェーンが張りすぎていればオイルシールやベアリングが破損し、緩過ぎれば内部でチェーンがプライマリーケースを擦り、スラッジを出してしまいます。
どちらも異音の原因となりますのでご確認ください。
またハーレー全般において最も多いトラブルは、バッテリー関係のトラブルだといわれています。
他のビックツインに比べ、バランサーとシステムを装備したソフテイルファミリーですが、国産車両に比べたらそれなりの振動はあります。
バッテリーが消耗してエンジンがかからない…というケースでも、調べてみるとエンジンの振動によってバッテリーのボルトが緩んでたというケースも頻繁にみられます。
バッテリーや電装系をチェックする前に、まずはバッテリーや電装関係のボルト類の緩みを点検されることをお勧めします。
カスタム車のソフテイルは純正部品の有無がカギ!
またFLSTCヘリテイジ・クラシックのオーナーさんの中には、ライトカスタムをされている方も多いかと思います。
ずっと乗り続ける方は別として、売却時の査定ではカスタム内容によってはマイナス評価になるケースもあるのでご注意ください。
とくにエンジン内部やフレームに手を入れてしまった場合、大抵の場合は大きく減額されるので覚悟しておいてください。
また売却時の査定において、保管しておいた純正部品を提出すれば大きく減額されることはありません。
個別にヤフオク等で処分されるのも構いませんが、パーツ点数の多い方は車両売却時に同時に買い取ってもらうという方法も視野に入れておきましょう。
どちらにせよソフテイルファミリーの知識が豊富な店舗とそうでない店舗では査定額は大きく違ってきます。
また当日に足を運んでくれた査定スタッフやメカニックの知識や経験によっても最終的な査定額は変わります。
査定前にはしっかりと愛車の状態を点検し、ソフテイルの買取に強い売却先を選んでおいてください。
また査定額のばらつきを考慮して、1社だけでは査定せずに、必ず2つ3つの売却先で査定を受けて金額を比較してください。