売却前のバイクのメンテナンスでボルトやナットが緩まない・舐めた・折れた場合の対処法

「売却予定の愛車をメンテナンス中にボルトやナットを舐めてしまった」「どうしてもボルトが緩まない…」当ページはそんなオーナーさんに向けて書いています。

こんにちは、管理人のキャプテン・バイクセルです。

当サイトでは何度もお伝えしていますが、愛車を高額売却できるかどうかは…

  • しっかりと売却前に点検や整備を行い、下準備を行うこと
  • 高額になりやすい売却先選んで徹底的に比較すること

という2点がポイントとなってきます。これは過去に何台も売却してきた管理人の経験上、疑う余地はありません。

そこで今回、売却前の点検と整備においてありがちなトラブル、「ボルトやナットが緩まない」、「または舐めてしまった」場合の対処法についてお伝えします。

もちろん売却前の下準備は点検と整備だけではありません。詳しくはこちらのページ、バイク売却の査定前に準備・用意すべきことも参考にしてみてください。

また愛車の売却前の下準備が済んだら今度は売却先選びの段階です。

以下のポイントに注意して、愛車にあった売却先をいくつかピックアップし、徹底的に査定額を比較してから決断してくださいね。

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固着したボルトやナットがどうしても緩まない!

ソケットレンチ

当ページのユーザーさんの中には、売却を決めてから慌てて愛車の点検・整備される方も多いのではないでしょうか?

そういった日常的にバイクを弄らないの方の場合、車載工具や簡単な工具だけでメンテナンスを行い、結果としてボルトやナットが緩まずに舐めてしまうケースってかなり多いんですよね。

僕も過去に何度も経験あります…(笑)

基本的に長期間乗られてきたバイクの場合、エンジンからの熱やサビ、腐食によりボルトやナットが固着して緩みづらくなっています。

とくにシリンダーヘッドにエキゾーストマニホールドを固定しているボルトやナットは走行中にかなりの温度まで上昇します。

またネジ径そのものが小さいために、素人が適当な工具で安易に緩めようと試みても、ネジ頭を舐めてしまったり、ボルトを折ってしまうケースが目立ちます。

以下に対処法をまとめていますが、まずは信頼できる工具を一通り用意して、慌てず段階を踏んで行うのがポイントだと思います。

固着してしまったボルトやナットを緩める場合の注意点

中にはいきなりモンキーレンチ等で挑戦される無謀な方がいます。ですが固着したネジやボルト、さらに小径の場合はほぼ間違いなく舐めます。覚悟してください。

というわけで、以下に固着したネジやボルトを緩めるためのステップをご紹介しておきます。

まずボルトやナットの周りについた泥やサビなどをワイヤーブラシ等でしっかり落とし、緩める前に浸透力の高い防錆潤滑剤をスプレーして数分間でも放置してください。

防錆潤滑剤をスプレーについてはよくあるCRCのような商品でもシリコンスプレーでも構いません。ネジ山まで浸透できるよう、粘度の低いサラッとしたタイプがいいですね。

またこのとき、ショックハンマーでボルトの頭やナットを数回たたいてあげることで固着したネジ山が緩みやすくなります。思いの外衝撃によってネジやナットは緩みやすくなるので忘れずに。

で、いよいよネジやナットを緩める段階。

舐めやすいモンキーレンチやプライヤー等では、かなりの確率で舐めてしまいますのでご注意ください。かならずサイズの合ったメガネレンチやボックスレンチを用意してください。

また緩めるネジやボルトの頭がプラスやマイナスネジの場合、まずはプラスやマイナスのサイズをご確認ください。それぞれ頭のサイズが1~3番と3種類あります。

サイズが違うドライバーを使用したところで緩むことはありませんし、舐めやすいのでご注意ください。

また固着が激しい場合、ドライバーの軸にスパナやメガネレンチをかけて、テコの原理でビスに押しつける力を意識しながらゆっくりと緩めてください。

また電動ドライバーやエアードライバを利用されるのは構いませんが、慣れていない方が使用した場合、これまた舐めてしまう…またはビスやボルトが途中で折れてしまうケースもあります。なので相当自信のある方以外にはお勧めできません。

ボルトやナットの頭を舐めてしまった場合の対処法

ドリル

どんなに注意して作業を行ったところで、完全に固着したボルトやナットの場合、なめてしまったり、ボルトやナットの頭が変形してしまうこともあります。

基本的に一度でも舐めてしまうと、正規のサイズの工具で緩めることは非常に困難です。

もしプライヤーを使用できるほどのスペースがある場合、プライヤーで試してみるのも一つの方法ですが、六角レンチやスパナで緩まなかったボルトやナットが通常のバイスプライヤーやウォーターポンププライヤーで緩む可能性は低いかと思います。

その場合、タガネやポンチをボルトの頭やナットや角の部分に当ててハンマーで衝撃を加えてください。もちろん緩む方向(時計と反対回り)に衝撃を加えるのは言うまでもありません。

完全に焼き付いているボルトやナットでも、固着しているボルトやナットでも大抵の場合はタガネやポンチを使いハンマーで叩くことで多少は緩んできます。

もちろん外れたボルトやナットは再度使うことはできませんが、もっとも手間がかからず簡単になめたボルト外す方法なら個人的にはこの方法がお勧めですね。

最終手段…ネジ山を切り直す

上記の方法は全て試してもボルトやナットが緩まない場合、ネジ山を切りなおすという選択肢もあります。

まず金鋸やヤスリによってボルトの頭に切れ目を入れ、上述したタガネやハンマーによってボルトの頭を飛ばします。

無事、ボルトやネジ頭がなくなったところで、ネジ穴に残ったボルトにネジ径よりも1割程度小さい径のドリルで穴を開け、タップを使い新しいネジ山を切り直します。

ま、他の方法に比べ手間や時間もかかるために最終手段として頭に入れておいてください。

ボルトが途中で折れた場合の対処方法

ガレージの工具箱

ボルトが折れるシチュエーションは、通常の場合、締め込む時か緩める時のどちらかになります。

まず締めこむ時にボルトが折れた場合、残ったボルトのネジ部の中心にドリルで穴を開けて逆タップを立てることで抜き取ることができます。

一方、緩める時にボルトが折れた場合は、ネジ部がある程度残っている場合は、バイスプライヤー等の工具でネジ棒をつかんで回します。

上記の方法でも緩まない場合は、ネジ部の中心にドリルで穴を開け、タップでネジ山を切りなおすことになります。この辺りはどうしてもボルトやネジが緩まない場合の最終手段と同様になります。

ネジ山が完全に潰れた場合の対処法

上記の「緩まない」、「途中で折れた」とは別のパターンとして、しっかりとネジが噛み合っていないのに無理やり回してネジ山が潰れてしまう…というケースもよくあることです。

とくに古い部品やネジ山に鉄粉や異物が付着したことに気づかず締め込んで起こる場合もあります。

こういったネジ山が完全に潰れた場合、ボルトのネジ山であれば単純にボルト交換することで解決します。同サイズのネジやボルトを用意しましょう。

一方、面倒なのはクランクケースなどの部品自体にネジ山が切られているパターンとなります。この場合は同じサイズのタップを使い、ネジ山を切りなおします。

このとき注意しておきたいのが、潰れずに残っているネジ山の有無になります。

全体の3分の1程度のねじ山が潰れずに残っている場合、同一サイズのタップを使い残ったネジ山を利用し、潰れたネジ山を修正した方がいいかと思います。既存のボルトも利用できますからね。

一方、完全に全てのネジ山がつぶれている場合は、ワンサイズ大きなボルト用のネジ山を切り直す必要があります。

とはいえ場所によってはワンサイズ大きなボルトも使うことができない場合もあるでしょう。

その場合は、ヘリサートと呼ばれる部材を埋め込むことで、新たに同サイズのネジ山を切り直すことが可能となります。こちらも最終手段として視野に入れておいて下さい。

売却前のメンテナンス程度なら微妙な部分はスルーしよう!

メンテナンス

今回お伝えしたように、大抵の場合は固着したボルトナットは緩めることができる上に、ボルトが折れても対処する方法はいくつもあります。

ある程度はどうにでもなるのでご安心ください。

とはいえ、これから売却する予定のバイクにわざわざタップを切ってネジ山を切り直す…というのも面倒なことです。

ま、乗り続ける愛者ならともかく売却される予定の車両なら仕方ありませんが、売却前のメンテナンス程度なら、微妙な部分や怪しい部分は手を出さず、そのまま査定に臨んだ方が賢明かと思います…経験上。

下手に手を出してボルトが舐めたり折れてしまった場合、交換可能なボルトやナットなら大した出費となりませんが、クランクケースなど大きなパーツのボルトやネジ山ともなれば大きなマイナスです。

最悪な場合、査定時に要交換と判断されて大きな減額が待ち構えています。

本格的な工具を用意できない方、日常的にメンテナンスを行っていない不慣れな方の場合は、あえて触れずにそのまま査定に臨んだ方がいいかと思います。

純正パーツに戻すときも注意!

中には査定額への影響を考えて査定前にカスタムパーツを純正部品に戻される方も多いかと思います。

その場合も無理に作業を進めた結果、ボルトやナット、運悪くパーツ本体を破損してしまえば大きな減額となります。

基本的に大手バイク買取店をはじめ、たいていの売却先は車両売却時に純正パーツを提出すればノーマル車両と同じ扱いで査定額を算出してくれます。

いずれにせよ、慣れない作業で愛車の評価を下げてしまうならば、その時間を売却先選びに費やして愛車を最も評価してくれる売却先を見つけたがはるかに効率的です。

もし売却先選びに悩まれている場合、以下のポイントに注意してしっかりと複数店舗の査定額比較してから決断してくださいね!

※当ページの内容は執筆時の情報です。最終的な判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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