「メルカリにバイクの車体を出品するのってどうなの?」
![]() | 昨今、大人気のフリマアプリ「メルカリ」ですが、バイク売却となると実はかなりのリスクがあるのをご存知ですか? メルカリにバイクを出品する流れやメルカリでトラブルに見舞われるパターンを解説しつつ、メルカリより安全で高額になる売却方法もご紹介! |
メルカリより高額・安心!! 買取店舗の活用方法
愛車をメルカリ出品するよりリスクが低く結果的に高額になりやすい方法が「競合する大手買取店舗で査定の相見積りをとる方法」。 具体的には以下の流れでバイク買取店舗を利用します。
2社、できれば3社で無料出張査定を申込む
競合他社の査定額を査定員に伝え最後まで結論を出さない
相見積りをとる最大のメリットは、無駄な交渉時間がカットされ効率よく最高額が引き出せること。 メルカリと違い出品作業や悪質な落札もなし。 愛車の査定交渉に自信のない人や手間なくサクッと高額査定を狙いたい人には特におすすめです。
メルカリでバイクを出品する方法・売り方
当ページを読んでいる方は、すでにメルカリの利用者とは思いますが、念のためメルカリについてお伝えします。
メルカリとは『かんたんに売り買いができて、あんしん・あんぜんなお取引ができるフリマアプリ』として、2013年に登場した、ヤフオクとは微妙に特徴の違う、いわゆるフリマアプリ(フリーマーケットアプリ)ですね。
メルカリ出品ってこんなに簡単!
ざっくりと、ヤフオクの競争入札(オークション)形式とは違い、価格設定がされた、ネット上のフリーマーケットというスタイルのアプリとなります。
ヤフオクも手軽に出品できるのがウリですが、さらに出品や落札のハードルを下げたのがメルカリの最大のウリといえるでしょう。
単純に雑貨や小物を手っ取り早く処分したい……こんな場合はヤフオクよりハードルが低く便利なサービスなんです。
バイクをメルカリで売却した場合の手数料
では次に気になる出品の手数料。
メルカリでバイクを売るときにかかる手数料と、ヤフオクでの手数料を比較してみましょう。
ヤフオクでバイクを売れば2,442円は必ずかかる!
まず個人売買の中心といえるヤフオクの場合、購入時には不要ですが出品時はプレミアム会員に登録する必要があります。
つまり、落札されてもされなくても、出品する段階で『Yahoo!プレミアム会員費 月額498円(税込)』が生じます。
参考 ヤフオクガイドライン
またバイク車体が落札された場合、通常の落札金額の8.64%ではなく、以下のように落札金額に関係なく1台につき1,944円が徴収されます。
メルカリは出品だけなら無料!?
一方、メルカリの場合、会員登録・月会費・出品費用・クレジットカード手数料は一切かかりません。
購入時もクレジットカードなら手数料は一切無料、また売却時も出品は無料ですが、
こんな感じで、売れたときには一律、10%という手数料がメルカリ側に徴収されます。
メルカリとヤフオクでバイクを売ったときの手数料比較
では、ヤフオクとメルカリで同じ10万円のバイクを売却した場合の手数料を比較してみましょう!
売却方法 | 出品手数料 | 落札手数料 |
---|---|---|
メルカリ | 0円 | 売却金額の10% |
ヤフオク | Yahoo!プレミアム会員費 月額498円(税込) | 1,944円(税込) |
いかがでしょうか?
例えば10万円スタートで出品し、10万円で落札された場合、ヤフオクなら原則として「落札システム利用料 1,944円(税込)」 のみ。
メルカリの場合、出品時は0円ですが売却時に10%がメルカリに徴収され、手元に残るのは9万円となります。
ぜんぜん違うと思いませんか?
このように、売れたときの手数料は、かなりの開きがあって、5万、10万、それ以上になればなるほど、メルカリだと手数料が高くなるという部分にはご注意ください。
結果、バイク店で絶対に査定がつかないようなジャンク車両とかオンボロの原付バイクは別として、普通のバイクをわざわざメルカリに出品するメリットはほぼゼロだといえるでしょう。
メルカリで愛車を売却するメリット・デメリット
そんな売却時の手数料が高いメルカリでのバイク売却。
まったく利用価値が無いのか……というと、じつはそうでもなく、利用者の目的によってはメルカリがピッタリというケースもあるにはあります。
以下、メルカリの特徴から考える『メルカリでバイクを売却するメリット・デメリット』を一緒にみてみましょう。
メルカリでバイクを売却するメリット
まずヤフオクのオークション形式とちがい、自分でかならず価格設定を行うメルカリの場合、
ヤフオクのように、売却されたけど、『こんな安いはずじゃなかった……』というリスクが少ないですね。
もちろんヤフオクでも、最低落札価格の設定やスタート価格を設定することで、思わぬ安値で売れてしまうリスクを予防できます。
ただ沢山の方にウオッチしてもらい入札してもらうためには安値で開始することは必須なのはご存知のとおり。
よって
- とりあえず早めにバイクを処分したい!
- ヤフオクは正直面倒!!金額はこの位だったらOK!!
こんなスピード重視で売却金額にそこまでコダワリのない方にはメルカリはおすすめの売却方法かもしれません。
また、すでにファッション、雑貨、趣味の道具などをすでにメルカリに出品中の方。
こんな方はわざわざヤフオクのYahoo!プレミアム会員費を払ってプレミアム会員に入るよりも、そのままメルカリで出品した方が楽なのは間違いありません。
メルカリでバイクを売却するデメリット
まずは先ほどお伝えしたように、
ヤフオクにくらべて売却時の手数料が大きいこと
これは大きなデメリットといえますが、その他にもまだまだありました。
大きなデメリットとしては
- 値引き交渉が常識のようになっているため、常識をこえる値引き交渉などをもちかけられる
- マナーの悪い利用者が多くトラブルが多い
こんな部分が挙げられます。
値引き交渉が多い
基本、入札者が競り合って金額が上昇するのがヤフオクの流れですが、メルカリはシビアなユーザーさんが多く、またダメ元で値引き交渉するのが常識となりつつあります。
結果、本当に希望価格で出品した場合、値引き交渉に乗ってしまうと、状況によっては希望金額よりも大幅に下回ってしまうこともあります。
マナーの悪い利用者が多くトラブルが多い
コアなメルカリ・ユーザーなら承知の通りですが、ヤフオク等にくらべ、詐欺めいた利用者や取引中に音信不通になるような怪しい利用者が多いと感じています。
バイク売却でのトラブルでは、車両を陸送会社に依頼して配送したところ、購入者が音信不通となって受取ってもらえず陸送会社も困ってしまった……こんなトラブルも少なくありません。
もちろん、条件をみたすことでメルカリ運営側に通報して対処してもらうこともできますが、精神的にも苦痛ですし、出品の時間や手間は大きなマイナスです。
ヤフオクにくらべサービス開始から期間が短いため、こういったトラブルを抑制する規約や対策が、まだまだ甘いのは否めません。
もしメルカリでバイクを売却する際は、最低限、これらのリスクを考えた上で出品してくださいね。
メルカリのバイク売却時にありがちなトラブルとメルカリの対応
メルカリでバイクを出品する人にとって、もっとも注意すべき取引相手とのトラブル……メルカリでは以下のようなトラブルが目立ちます。
- 購入した商品が届かない
- 取引途中で急に音信不通になってしまう
- 商品が届かない以前に商品の発送通知すら来ない
- これらの状態で不安になって催促の連絡をしても返答がない
バイク売却にかぎらず、こういった取引中のトラブルに見舞われた場合、早めにメルカリ運営側に報告しておきましょう。
条件を満たせばキャンセルも可能ですし、相手への支払をメルカリがストップすることも可能です。まだかまだか……と気長に待たずにスッパリとメルカリに申告してください。
メルカリの公式サイトにも記載されていますが、トラブルに応じてメルカリが以下のような対応をしてくれます。
購入者が支払いを完了しない場合
取引メッセージで、取引相手に支払いをするよう依頼してください。
それでも支払いが無い場合、購入完了の翌々日の24時から取引画面で取引キャンセルと購入者の通報ができるようになります。通報をいただいた際は、事務局で内容を確認し、購入者へ警告や利用制限を行います。
出典 メルカリガイド
受取評価をしてくれない
まずは、取引メッセージで購入者にご確認ください。
万一、購入者からの応答がない場合、以下の条件を満たすことで取引画面上に事務局に評価を依頼するためのフォームが表示されますので、そちらからご連絡ください。発送通知をした8日後13時以降
購入者の最後の取引メッセージから3日後13時以降出典 メルカリガイド
取引をキャンセルしたい場合
基本的に取引をキャンセルすることはできません。
以下の条件を満たした場合のみ、取引画面上にキャンセルを依頼するためのフォームが表示されます。キャンセル希望の場合は、そちらの専用フォームからご連絡ください。
出品者によるキャンセル
購入者による支払いがなく、購入手続きから3日以上経過した場合
出典 メルカリガイド
メルカリでバイクを売却するときの注意事項
中には愛車をヤフオクで売却するか、メルカリで売却するか迷っている方も多いでしょう。そこでメルカリ利用者が気になる部分を解説します。
メルカリでの車体を売却した時の名義変更は?
基本、フリマ・アプリのメルカリは、ヤフオク同様にバイク売却時の手続きには一切関与しません。
あくまでもネット上の個人売買なので出品者・購入者で調整しながら受け渡しと名義変更などの手続きを進めていきます。
ヤフオクでもありがちなケースですが、購入者に手続きをお任せしたところ、うっかり忘れてしまう方は、理由をつけていつまでも手続きをされな方もいます。
でも解説していますが、手続きが完了するまで一時的に保証金を預かっておくなどの対策をおすすめします。
メルカリでバイク売却時の現車確認や送料などは?
このへんに関してもフリマ・アプリのメルカリは一切関与しません。
しっかりと自分の希望を取引相手に伝え、希望内容に納得された方のみ購入してもらうよう注意書きを添えておきましょう。
メルカリに限らず、個人売買では後になってから言った言わないのトラブルが頻発しています。必ず出品者側でその趣旨を明記しておきましょう。
【まとめ】メルカリとヤフオク、バイク売るならどっちがいい?
以上、メルカリでバイクを売却するときの手数料、メルカリでバイクを売るときにありがちなトラブル、またトラブル回避方法についてお伝えしました。
当ページのポイントをまとめると
- 3万円を超えるバイクを売却する場合、ヤフオクにくらべ手数料が割高になる
- メルカリ・ユーザーさんにはマナーが悪い方が目立ち、じっさいトラブルが多い
- オークション形式とちがい、予想以上に高額で売却できる楽しみは無い……むしろ値引きで安くなる
こんな風に、正直、メルカリでバイクを売るメリットよりもデメリットばかりが目立つという状況……。
管理人としては、もう少しメルカリの運営側がトラブル対策や、ユーザーの質を改善させるまでは、バイクの売却は見送った方がいいといえるでしょう。(もちろんリスク承知で利用するなら構いません!)
とはいえ、メルカリよりもマシですが、ヤフオクにしても同じ個人売買。ですのでバイク売却でのトラブルは少なくありません。
そして余程のレア車両や人気車両・定番車両じゃないと予想以上に高額になりません。じっさい数年前にくらべ、業者が増えたせいか、中古バイク相場全体も下がってきてるんですよねぇ…。
※そのあたりは以下を参考にどうぞ
メルカリ・ヤフオク、いずれにせよ出品前に買取店舗の無料査定で買取相場を知っておこう!
いずれにせよ、メルカリでもヤフオクでも事前に愛車のリアルタイムの評価や取引相場を調べるのは必須です。
下手に浅い知識で価格設定して、本当の価値よりもずーっと安く売却することを予防できます。(じっさメルカリは相場をしらずにとんでもなく安い値段で出品している痛い人もいます)
で、リサーチするなら、もっとも査定にシビアなバイク王みたいな無料出張査定の店舗が参考になります。査定は完全無料なので1つ2つの店舗で受けておけば平均値がわかりますよ。
また愛車が残念ながら不人気車両や中古市場でタマがダブついている車両の場合、個人売買よりも業者オークションに流す買取店舗の方が高くなりやすかったりします。
そんな場合は買取店舗でそのまま買取してもらう方が得策かもしれません。
このあたりも考慮して、買取店舗と個人売買を使いわけるのが、愛車を高額で売却する最大のカギだと思います。
ぜひ当サイトの情報を参考に、愛車をもっとも高く評価してくれる売却先をみつけてください!